Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 05-02-2013

バイオスタットの大学院生あいてに臨床試験のクラスを教えた。今回が2度目。ついさっき期末試験の採点を終えた。

生徒の数は6人。とある問題に、僕の(模範)解答と合わせて7種類の答がそろった。自分の答が合っているかどうかの自信もなくなる。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 12-20-2012

とある人の研究企画書を読んだ.どちらかというとまだ学生の領域にいる人だ.でもバイオスタットのクラスもとったし,サンプルサイズ(何人からデータを集めなくてはいけないか)の計算なんかも自分でやっていた.

サンプルサイズの計算には「データがどれだけばらつくか」の指標がいる.標準偏差とか分散とかだ.同じような研究はまだあまりなくて,出版された唯一の論文のデータを使って標準偏差を求めていた.

問題は,その論文でのサンプルサイズが3だったということだ.

しかも丁寧に95%信頼区間まで計算していた.

平均,標準偏差,信頼区間(下限,上限)を報告していたので,3つの数値から4つの数字を計算して報告したことになる.いくらなんでもそれは変だ.サマリーではない.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 11-18-2012

US News という雑誌がいろんなランキングを毎年発表する。大学とか大学院とか病院とか。ま、いろいろ。かなり影響力があるランキングだ。うちの癌センターも、僕が働き始めた頃は 15位くらいにランクされていて、2010年までに10位 "10 by 10" というのを目標に掲げていた。いつのまにか 10 by 10 を聞くことはなくなった。最近ランクを見てないなぁ、と思ったら25位から30位のあいだにいるようだ。

このランキングの詳細をよく見てみたのだけど、かなりあやしい。意義は理解できるのだけど、システムとして機能していない。

こんなランキングを気にしなくていい、と言いたいところだけど、だめだめなランキングな割に影響力が大きいので、全く気にしない訳にはいかない。「ヴァンディーの癌センター、昔は15位だったのに今は30位だよ」という見られ方をするので、癌センターのクオリティーは全く変わっていないのに、評判が悪くなってしまう。

キーワードは「評判」 reputation。

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このランキングがどうやって計算されているか、かなりちゃんと報告されている。全てが明白という訳ではないけれど、100ページくらいのリポートを読めば、どういう指標を使ってどんな計算をしているのか、だいたいわかる。

最近のリポート (2012 - 2013) の説明は ここ (pdf)

5,000くらいの病院のうち、ベッドが100以上とか、いくつかの条件を満たす 2200 くらいの病院がランキングに含まれているようだ。

ランキングは、18の指標に基づいて計算されている。患者の生存期間スコア(0-10)とか、患者の安全スコア(0-3)とか、手術後の出血阻止スコアとか、看護婦と患者の比とか、などなど。こういう指標が18個もある。それぞれについて、どういうデータを集めてどういう計算をしているか、その指標が何を表しているのか、というのが125 ページに渡って説明されている。

癌は12個のカテゴリーのうちのひとつ。心臓科、耳鼻科、婦人科、腎臓科、泌尿器科など、それぞれのランキングが発表されている。僕が見たのは癌だけ。ま、信ぴょう性の無さは他もいっしょだろうけど。

一瞥したら、18もの深慮された指標があるんだから立派なランキングなんだろうと思われがちだ。詳しく見てみた。トップ50の病院について、総合点と18のスコアが発表されている。

18のスコアから総合点をどう計算するかは発表されていない。50ものデータがあるんだから、それは推測できる。単純に回帰解析をしてみた。

すると、18の指標のうち 1つだけで総合点がほぼ決まっていることが判明した。

Y軸が最終的なスコア。トップが100点になるようになっている。X軸がとある指標。相関は 0.96。

さらにこの X と Y の関係を見ると、X の平方根をとれば相関はもっと高いはずだと気づく。X=0 だった3つのデータを除いて Xの平方根とYの相関を計算したら0.99だった。もうほかのデータの入り込む余地はない。

つまり、生存率がどうこうとか、安全スコアがどうこうとか、いろいろいろいろ点数化して計算しているけれど、この指標ひとつだけで総合点、つまり順位がほぼ決まる。他の指標ははっきり言ってどうでもいい。

このグラフによるとトップ5は抜きん出ている。トップ15に入るには団子状態から抜けださなくてはいけない。

この指標が何かというと・・・ reputation。つまり、評判。いろいろ客観的な指標を使っているにも関わらず結局主観的な「評判」だけで順位が決まっていると言っても過言ではない。

そんな訳で、どうやってこの評判スコアが決まっているか見てみた。

医者にアンケートで「あなたの分野で最高の治療を施す病院を5個あげて下さい」と聞く。それがデータだ。過去3年分のデータがカウントされるらしい。

誰にアンケートを送りつけるかは医者目録に登録されている約85万人からランダムに選んでいるらしい。全ての州から選ばれるということだ。

みんながみんなアンケートに答えるという訳ではない。過去三年の応答割合 (response rate) が載っているが、癌の分野は40%というところだ。それで得られた回答数は 74 (2011年)。アメリカ全体で74人。74人の医者がそれぞれ上位5位までの病院を答える。それで、評判スコアが決まる。

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ヴァンディーはこの年(2011年)26位だった。1位だった MD Anderson と比べてみると Survival (生存)スコアは 9-10 で負け、合併症スコアは 2-3 で負けだけど、安全スコア (2-1)、出血阻止スコア (2-1)、看護婦スコア (2.1 - 2.0) では勝っている。ベッドの数 (4178 - 1322) は大きく負けているけど、残りの指標はみんな引き分け。こういうスコアは最終ランキングにほぼ影響なし。評判スコアが MD Anderson が78.9、ヴァンディーが 3.1。これで総合順位が1位と26位だ。MD Anderson の癌センターがトップなことに異論はないけれど、このスコアの付け方であっちが1位、こっちが26位は納得できないよね。

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そんな訳だけど、このランキングはかなり影響力がある。ヴァンディーもまた10代に戻りたいんだと思う。何を変えればいいか?もっとクオリティーの高い治療を提供すればいい、という訳ではない。そこにあまり伸びしろはないし、クオリティーを上げたところで最終ランキングにほぼ影響がない。アンケートに当たった医者が「癌の治療と言えば・・・」と考えた時にヴァンディーを思い浮かべるようにすればいいのだ。そんな訳で、近年ヴァンディーはテレビコマーシャルを全国区で流したり、そういった努力をしている。

癌センターのお偉いさん方に生物統計グループ(僕じゃないけど)がこのランキングの解析を頼まれたのは事実だから、最近のPR戦略に走る一つの要因になっているかもしれない。

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世の中にはいろんなランキングがあふれている。US News とか Buisiness Week だとか、一見ちゃんとしている人がやっていそうな気がする。でも鵜呑みにしてはいけない。少なくとも US News のランキングはどうしようもなく低レベルだ、ということだ。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-23-2012

臨床試験のクラスを教えている。臨床試験と実験計画法についてだ。生物統計学科の修士課程、博士課程の生徒が取るクラスなので遠慮なく数理統計のクラスにしている。他にも、疫学科の生徒とか、ケミカルバイオロジーとかの生徒も混ざっている。たぶん、コースのタイトルにある実験計画法につられて来たんだと思う。

今日までに疫学の生徒(など)がまとめていなくなった。想像していたクラスと違ったらしい。ま、そうだろうなぁ。臨床試験の(をだしにした?)数理統計っぽいクラスで、臨床試験の一般的な知識が増えるクラスではない。最初は生徒10人くらいかな、と思っていたら聴講の生徒を含めて20人強いたのですこしびびっていた。今はかなり減ったけれど。10人~15人くらいに落ち着いてくれるとうれしい。

◯◯

授業の準備って大変だけど、想像していたのより楽しい。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 12-10-2011

10月にヴァンダービルト大学がとあるギネス記録を更新した。僕も貢献した。

「1日で何人にインフルエンザ予防接種を出来るでしょうか」記録。

記録は 12,850人。確か8時間だったか。今までの記録が 6,000人強だったので、一気に二倍。

つい先週、ヴァンダービルトの記録が正式にギネス記録として登録されたというニュースがあった。

平均で1分に30人弱に注射をしていたことになるので、かなりの規模だ。たしか常時40人が注射をしていた、とかそんなんだったと思う。

緊急時に大学関係者に速やかに予防接種をするプランというのがあるのだけど、それのテストを兼ねてのイベントだったらしい。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 10-13-2011

New England Journal of Medicine (NEJM) という医学雑誌がある。最も歴史が長く、たぶん最も読まれていて、たぶん最も影響力が強い医学雑誌だ。NEJM には統計査読担当者が4人いて、そのうちのひとりである David Harrington の話を聞く機会があった。

彼によると、投稿された論文のうちの 62% は編集長と編集委員が掲載拒否(reject)する。32% は査読の後 reject となる。2% は大幅な訂正の後、またスタート地点(編集長)に戻る。つまり NEJM に載るのは投稿された論文のうちの 4% ということだ。倍率25倍。

統計の査読は、査読の過程のうちの最集段階。編集長⇒編集委員⇒査読者⇒ミーティングというステップの後で、統計査読になる。ここまで来る論文はかなりの難関をくぐり抜けているということだ。それにも関わらず、この統計査読まで到達した論文のうち 20% 弱が reject となる。大幅な、あるいは若干の訂正を経て合格になるのは約半分。残りは査読担当の4人の専門外の知識が必要なため別の査読者に回されるとのことだ。

彼の一番の不満は、lack of clarity(何をやったか不明瞭)だと言っていた。紙の学会誌の時代からデジタルの時代になったので、ページ数にかなり余裕があるようになった。論文自体は簡潔にして、統計手法を30ページの付記に載せたという例もあるそうだ。

いろいろと合格の確率をあげる技を教えてくれたのだけど、一番分かりやすかったのが7月8月に投稿する、というのだ。夏休みで投稿の数が減るけれど採用される数は変わらないので、自然とハードルが下がると言っていた。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 10-07-2011

今日、金曜日なのに午後4時から、とあるリサーチグループのミーティングがあった。初めてのミーティング。

全部で8人集まったのだけど、僕を除いてみんな白人女性だった。

ま、いいんだけどね。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 08-15-2011

1回で答がみつかることはまれだ。繰り返し探すから re search リサーチと言う。

英語のだじゃれ。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 07-19-2011

3ヶ月ぶりに髪を切った。切る前はかなりぼさぼさだった。1ヶ月ぶりにヒゲをそった。剃る前はかなりぼうぼうだった。

すっきりした。

明日からバケーションだからだ。写真もいっぱい撮るだろうしね。

仕事モードに戻るときっとまたぼさぼさになるんだろうな。

よく考えたら逆なような気がした。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 07-10-2011

このあいだ仕事で日本に行ったのだけど、「ほんとに仕事で日本に行った」という書類を提出する必要に迫られた。ま、出張届けみたいなものだ。

でも英語で書かれたものが何もない。メールも日本語だし、ウェブページの情報も日本語のみだ。ま、別にそこまで厳密にやる必要は全くないのだけど、グーグル翻訳で英訳してみた。

こんな感じになった。 14:05 to 14:35
Dalai overview of adaptive design
Koyama (Vanderbilt University)
ダライって何なんだろう?達樹の英訳か?よく分からないな。偶然、次の演者も小山さんだった。コヤマさんだ。 14:35 to 15:05
***** Oyama
FDA guidance on adaptive designs (******** Co., Ltd.)
なぜかこちらはオヤマさんになっている。なぜだ?よく分からないな。

★★

もう一つの会の予定も英訳してみた。 13:00 to 15:00
Da Xiao Shu (biostatistics at Vanderbilt University) for the adaptive design in the U.S. real]
勝手に中国人ぽくするなよ。「日本語⇒英語」翻訳とちゃんと指定しているのに。

★★

どちらもちゃんと出張報告として受け取って頂いた。ま、何でも良かったのだろうけど。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-29-2011

昨年の暮れに「ダイナマイトプロット撲滅ポスター」を和訳した。このブログに2006年に 書いた のが始まりで、その後英語で ポスター を書いた。

そのポスターの日本語版。日本語の方が英語より長くなるので、少しだけはしょっている。

ダイナマイトに 気をつけて (pdf)

データを図を使って表すのは、データの分布に興味があるからだ。平均値と標準誤差を知りたいだけだったら、わざわざ図にしなくても良い。表で事が足りる。

話すと長くなるのでやめる。

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 09-20-2010

今年も State of the Medical Center 演説の季節がやってきた.去年(予算関係はなぜか7月が新年の始まり)のは 不景気だったけどがんばりました という感じだったのに比べて,今年は「もう結構絶好調ですぜ」という感じだった.去年は全体で9千万ドルの赤字だったけれど,今年は約1億ドルの黒字だったそうだ.計画だけあって無期限延期になっていた,新しい建物建設の話もそろそろ復活するらしい.

今,ヴァンダービルトは大学から30分ほど南の隣の郡 (Williamson) に,Vanderbilt Williamson として,幾つも小さなオフィスを構えているのだけど,それをまとめるために,22エーカーの土地を購入したということだ.本キャンパス(メディカルセンター部分)の約半分の大きさというから,結構本気だ.日産本社からちょこっと南に行ったところ.

大学病院内での健康食促進のために,マクドナルドを追い出すことを決めた.これは1ヶ月ほど前から ニュースになっていた ので,目新しい話題ではない.来年の1月からは Au Bon Pain だ.注文する物によっては結構カロリーは高いそうだけど,ヴァンダービルトがお店を選抜する過程で提出してもらった,健康食推進の心構えが一番良かったそうな.Au Bon Pain はアメリカ国内で6段階の値段設定があって,ヴァンディーにできる店舗は一番安い値段設定になるように交渉したらしい.商売をする場所としてはかなり良いからね.電話で前もって注文して店では受け取るだけ,ということも出来るようになるらしい.

他にも,カフェテリアで健康食品に指定されているものは,ヴァンディー職員に限って10月1日から 25% 引きで買えるらしい.今でも 10% 引きらしいのだけど,知らなかった.

癌センターの一番メインの研究助成金(存在そのものの資金)の更新が今年の1月にあって,そこでの競争相手を含めて,ヴァンディーはベストスコアだった.ちなみに額面は向こう5年間で約3000万ドル.1年あたり600万ドル.そんなものか.もっと多いと思っていたけど.

来月から,テレビでコマーシャルを始めるということだ."Vanderbilt University Medical Center / The promise of discovery" とかいうタイトルで.ローカルだけではなくて,全国区で流すってさ.教育機関として初めてCNNの ヘッドラインニュース のスポンサーになる.そのコマーシャルが何種類かあるのだけど,そのうちのひとつに,顕微鏡を覗き込んだりしているO橋先生の姿があった.全国区ですよ!

内部の人間であれば ここ で見れる.テレビのコマーシャルは最後の5分くらい.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 09-09-2010

来週 School for Science and Math というところで,一時間の講義をすることになった.これがどういうところか,よく判っていないのだけど,どうやら理数系に秀でた高校生が,週一でヴァンダービルトで科学と数学に関する授業を受けるようだ.

しかも相手は高校生一年生ということらしい.日本では中学生だ.この間,19歳の人たち相手に 授業をした けれど,今回はもっと若い.

高校生相手に何をしゃべればいいんだ?でも,担当の先生からあまり細かな指示が無いことをいいことに,勝手にいろいろ話してしまおう.

その準備の一環で,ここ に書いた平均への回帰をもう一度見てみた.

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メジャーリーグのシーズン開幕はだいたい4月の始めだ.1ヶ月経ったところで,50人の選手を選んで,25人ずつのふたつのグループに分けた.グループ1には,一日だけ秘密の特訓を行った.グループ2には「ホメオトシー」というひたすら誉めまくって自信をつけさせる,という最近はやりの治療を施した.

下のグラフは 5月の打率 - 4月の打率 を現している.0 より下は打率が下がったということだ.秘密の特訓グループの多くの選手が打率を下げたのに大して,ホメオトシーグループの選手はほぼ全員が打率をあげた.中には 0.2 もあげた選手もいる.つまり4月には1割5分だったのが,5月は3割5分だった,ということだ.

improvement.png

ホメオトシー,すごいな.

... ... ...

実は全くすごくない.

実は,無作為に選んだ50人ではなくて,秘密の特訓グループは4月の打率が高かった25人で,ホメオトシーグループは4月の打率が低かった25人だ.だから,特に何もしなくても,5月の打率は特訓グループでは下がる傾向があるし,ホメオトシーグループでは上がる傾向にある.

magic.png

特筆するようなこと,というのは長くは続かない.高い値は平均値に向かって落ちてくる傾向があるし,低い値は平均値に向かって上がって行く傾向がある.

それだけ.

でも,気がつかずにいろんなところでだまされているかもしれない.ホメオトシーにもだまされてはいけない.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 08-14-2010

興味本位で,日本の製薬会社の求人情報を集めているサイトを見てみた.求人の情報って転職,就職する気が皆無な人が見るとなかなか面白い.

「統計解析」という分野があったのでそれを見てみた.

応募基準の学歴が「大卒以上(原則として)」だったりしてかなりショッキングな内容だった.日本の(生物)統計の世界が人材不足なのは知っていたけれど...「理系出身者尚可」って.そこまで行くと,ちょっとさすがにどうかと思う.

でも一番おもしろかったのは「コミュニケーション力に長け,適切に協同行動が取れる人材」という資格だ.

うちの統計学部でも,採用基準のかなり上の方に「コミュニケーション力」が来る.英語がちゃんとできない人を落とす意味もあるけれど,共同研究をする上で,統計担当者のコミュニケーション力(日本語ないの?)はかなり大切だからだ.

博士号を持っている,あるいは取得する予定の人にはたいてい「あなたの(博士課程の)研究のすごいところを,統計の知識の無い人にも判るように説明してみて下さい」とか訊く.

修士の人には,基本的な知識の有無を確かめる意味も込めて,解析結果を見せて「この結果を,統計の知識の無い人にも判るように説明してみて下さい」とか訊く.

...

「適切に協同行動がとれる人材」.いいなぁ.この世界だとかなり重要だよね.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 08-06-2010

北米で一番大きな統計学の学会,JSMに参加するためにバンクーバーに行った.JSMには過去2年間行っていなかったから久しぶりと言えば久しぶりだ.来年はマイアミなのでたぶん行かない.誰が8月に好んでマイアミに行くか.しかも3月にある別の学会 ENAR もマイアミだ.むちゃくちゃだ.

久しぶりに発表をした.15分だから大したことは言えないけれどね.ガラス張りの立派な部屋だったんだけど,その割りに観客動員数がしょぼかった.ま,いいんだけど.

今回の学会は,いろんな発表を見る,というよりも,いろんな人に会っていた.ピット統計組も結構来ていたなぁ.日本から参加された人にもたくさんあった.Z大学のPさん(仮名)と「最近の若者は~」という話をした.

アメリカ,カナダにいる日本人のスタティスティシャンの方たちと食事に行った.これが今回のメインイベントだ.自分と似たような環境にいる人たちなので,これもうれしい.去年から定例でJSMの時に集まってご飯を食べに行くことになっている.

昔は(僕の中では) Japanese Epidemiologists and Statisticians in the US の頭文字で JESUS ジーザスという名前だったのだけど,Epi の人はちょっと別でお願いしますということで,カナダの人もいれたいしで,名前は今のところない.

Rの nlme パッケージとか この Mixed-Effects の本の著者の Jose Pinheiro さんに会った.ホゼさんんかと思っていたら,ジョゼさんだった.ブラジルではそういうことになっているらしい.

やっぱり,しゃきしゃきと頭の切れる人だった.

ジョゼさんも含めてペーパーを書こうかな,ということになっているのだけど,ちゃんと書けるかな.何だか哲学的な話に向かって行って最後にどこにたどり着いたかは不明のままだ.

バンクーバーはとても涼しかった.肌寒いこともあった.スターバックスばっかりだった.ティムホートンズ は少し負けていた.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 08-03-2010

みんな知っていることなのかもしれないけれど,ウルトラマンの背番号は7.

おいしいおいしいという名前の日本食レストラン.どう考えても怪しいけれどほんとにおいしかった.

たぶん,なかなか行く機会が無いガソリンスタンド.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 03-23-2010

土曜日からニューオーリンズでの学会に来ている.ENAR だ.Eastern North American Region. 東部北アメリカ地区.

国際計量生物学会の ENAR.

例年に比べると(ここ2年間参加していなかったけれど)かなりこじんまりとしている印象だ.あまり景気が良くないからなんだろうな.学会参加費用なんか真っ先に予算カットされそう.

ところで,今日参加したセッションのひとつで,延べ7つの講演のうち4つが同じ大学の関係者だった.教授と,その教え子ふたりと元教え子.なんだそれは.そういうのは内輪でやってくれ.

それだけ参加者が少ないということか.羽振りの良い大学からの参加者が多いということか.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-26-2010

Under-promise and over-deliver.

控えめに見積もって期待以上の成果をだせ,ということだ.

接客業でよく言われるようだ.例えば「来週の火曜日までにできます」と言って,がんばって月曜日に終わらせる.

逆の over-promise and under-deliver は言わば「口ばっかりでかいこと言いやがって,行動がともなってないんだよ」ということだ.

"Under-promise and over-deliver" は仕事で共同研究者と論文を書くときに頭においておくようにしている.

すごく労力をかけてデータを集めると,それを使っていろんな結論を出したくなる.でも,無理矢理導かれた結論というのは,やっぱり真実ではないことがほとんどだ.

データを正確に(というか正直に)解析する統計学者の仕事は,感情に押し流されがちな共同研究者に現実を見つめさせることでもある.

A:「我々は乳ガンの早期発見につながるバイオマーカーをみつけた!」

B:「あなたのデータからはそんなことは言えない.」
B:「そう言った傾向がないことはないかもしれないけれど,あなたのデータはそうは示していない.」
そういうことを伝える.

乳がんだけに限らず,最近「発見」されたバイオマーカーで,独立した新たなデータで再確認 (reproduce) されたマーカーは極めて少ない.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 11-27-2009

この話の続き.

この,計画早期でボツになった肺がんプロジェクトについて,いろいろ判明した.ここだけの話だけど.

どこだけの話だ?

まず,主要登場人物.癌センターのディレクターであるA教授.肺がん研究の大御所B教授.肺がん研究の大御所C教授.今回のプロジェクトリーダー候補D准教授.

D准教授は最近,A教授がとある大学から引き抜いてきた.

A教授は,そういうこともあってこのプロジェクトをD准教授に任せたかった(らしい).でも,B教授とかC教授とかの方が,一見プロジェクトリーダーにふさわしくも思える.B教授は癌センターのディレクターの座を狙っていたらしくて,今でもA教授との間に確執があるのかもしれない.

ところで,A教授はブロンドで美人なんだけど,それは特に関係ない.初代ディレクターの教え子で,初代ディレクターのラボ出身というのは,彼女がディレクターに選ばれたのに関係あったのかもしれない.

とにかく,C教授はこのプロジェクトは自分がリーダーになるのがふさわしい,と思っていた(かもしれない).

そこで,A教授はB教授に仲介を頼んだ(らしい).要するに「ここは若いのに任せようじゃないか」ということだ.でも,B教授は,たぶんいさかいに巻き込まれたくなかったので,仲介役を断った(らしい).

そこで,僕も参加したミーティングには,A教授とB教授は来ていたけれど,C教授はいなかった.しかも,その席でD准教授はB教授に「ここは経験豊富なあなたにリーダーになって欲しいのだけど...」と持ちかけたのだけど,けんもほろろに断られた.

その様子がちょっと変だったので,僕はひとりで乗り込むのに不安を感じて(僕の直属のお世話係である)Y教授を巻き込んだ.結果的に,それは大正解だった.

そのミーティングの数日後,僕とY教授とD准教授でミーティングをして,臨床試験の詳細について話しあった.それを基に僕が必要な患者の数を計算した.

それからさらに数日後,D准教授から関係者全員に「(僕とY教授が算出した)臨床試験で必要とされる患者の数が大きすぎで,無理なので,今回の応募は見送ることにしました」というメールが送られた.

でも,本当の理由は,誰がリーダーになるかの確執だ.結局解決しなかったようだ.

患者の数が大きすぎ,というのは表向きの理由に使われただけ.でも,メールにあった数は僕が計算した数そのままだったから,そこに嘘はない.それが「大きすぎ」かどうかは判らないけれど.

D准教授も,大きなプロジェクト(3年で1千万ドル)のリーダーになるチャンスだったけれど,C教授を敵にしてまでやる必要ない,ってことだったんだろうな.

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というのはみんなフィクション...かもしれない.

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Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 11-20-2009

一番最近19歳の人と会話をしたのはいつだろう?

大学に勤めていながら,医学部以外の学生をほとんど見かけもしない.だから,若者と会話をする機会はほとんどない.

でも,一番最近19歳の人と言葉を交わしたのは実はつい最近,今週の水曜日だ.

工学部 (School of Engineering) のフレッシュマン(大学1年生)セミナーに呼ばれたので,のこのこ行ってきた.フレッシュマンと言えば,今年の夏前まで高校生だった人たちだ.

Fundamental concepts in presenting data: a statistical point of view とかそんなタイトルで.データをちゃんと図にしよう,という話だ.

ポスターコンテスト に出したダイナマイトプロット反対ポスターを見た,このクラスの先生から依頼されていた.

ひとりじゃ何だから,レイフさんとふたりで行った.

僕(とレイフさん)が描いたいろんなグラフを例にして,何でこういうグラフにしたのか,このグラフのメッセージは何なのか,どうして背景はこの色なのか...ふたりで,ああだ,こうだとしゃべった.後で思い返すと,ふだんの僕とレイフさんの会話とさほど変わらなかった.ただ,若者が12人と先生がひとりの聴衆がいた,というだけだ.

あんなんで良かったのか?と思ったけれど,その先生は大変喜んでくれた.専門的な見解を聞く機会は大変貴重だ,と.実はかなり偏った見解なんだけどな.僕はともかく,レイフさんは500ドルくらいの授業料をとって 授業 をするくらいだから,専門家に間違いない.

ビートルズの曲の長さのグラフも使ったけれど,みんなビートルズは知っていた.でも,カセットテープとか買ったこと無い世代なんだよなぁ.みんな平成生まれだ.

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