Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 11-17-2005
ちょっと不穏なタイトルだけど、別に交通事故にあった訳ではない。いつものように、さらさらっと asahi.com でニュースを読んでいたら、「歩行者の死亡事故、半数は自宅近辺で発生」という見出しの記事があった。以下、記事の抜粋。
警察庁によると、03年中の歩行者と自転車利用中の事故死者3109人のうち、現場から自宅までの距離が500メートル以内は1618人、1キロ以内まで含めると2113人で約7割に上った。
日本に限ったことではなく、アメリカでもこの手の調査結果はよく目にする。アメリカだともっぱら自宅付近で起きる自動車事故についてのデータだけど。
どちらも交通事故とは意外に身近なところで起きる、ということを伝えているのだと思う。メッセージを一言でまとめると、「油断大敵」。
でも交通事故の多くが自宅付近で起きるというのは、当たり前のこと。油断、とかそういうのはほぼ全く関係ない。要するに、自宅から遠い所を歩くより、自宅付近を歩くことのほうが多いということ。それだけ。特に歩行者、自転車利用に限ってしまえば、自宅付近が多いに決まっている。自宅から遠いところには歩いていかない。
盗難にあい易い車トップ 10、とかいうデータでも同じことが起こる。いつもシビックがトップに入っていて、ベンツは入っていない。これは、ベンツは盗難にあいにくい、のではなくて、ただただシビックと比べたら絶対数が少ない、というだけ。
自宅付近を歩く、自宅から遠いところを歩く。比べるまでもなく、自宅付近を歩くことの方が多いのだから、そこでの交通事故が多いに決まってる。
でも、この警視庁の報告の一番の問題点は、今になって03年中の調査結果を発表してるとこだね。