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デイビッド・フィリップス (David Phillips) という人の話。彼はプリン男 (Pudding Guy) として知られている、ちょっとした有名人。カリフォルニア州デイビスに住んでいるエンジニア。
1999年の 5月、フィリップスさんは近所のスーパーで買い物中、Healthy Choice (ヘルシーチョイス)ブランドの商品についているプロモーションに目を引かれた。それはヘルシーチョイスの商品のバーコード 10枚で、どの航空会社でも使えるマイレージ 500マイル分をプレゼント、というものだった。プロモーションはその年の終わりまでだったけど、5月中だと、マイルが倍。
ちょこっと計算したフィリップスさんは、それがとてもお得なキャンペーンだということに気づいて、その年の夏に家族でヨーロッパに行く計画を立てた。このブランドの商品はだいたい 2ドルくらいだけど、彼は 90セントのスープを見つけて、それを幾つも買い込んだ。その後、別の食料品アウトレットで、25セントのプリン 1つ 1つにバーコードが付いているのを発見して、計画を変更することに決めた。
そのお店のプリンを全て買い占めて、その後、デイビスからフレズノまでの食料品店で、ヘルシーチョイスのプリンを買い続けた。彼の家はガレージから居間までプリンであふれた。さらに近所のお店に60箱、追加注文をしてもらった。
しかしプリンを大量に買ったものの、月末までのマイルが倍になる期間中に、そのプリンのバーコードを全てはがすのは時間的に無理ということに気づいた。そこで、彼はホームレスのシェルターとサルベーションアーミーにプリンをトラックで運び、寄付する代わりにバーコードを剥がすのを手伝ってもらった。
フィリップスさんは無事、5月中にバーコードを送ることに成功した。
そして、その後ヘルシーチョイスから小包が幾つも届いた。最終的に、2,506枚のクーポンを手に入れた。一枚で 500マイル、のべ 1,253,000マイルになった。それは、ヨーロッパなら 31往復、アメリカ国内なら 50往復分のマイルだった。
プリン購入に使ったのは 3150ドル。ヨーロッパ往復 100ドルの計算になる。
さらに、プリンを寄付したことによって、それに費やしたお金には所得税がかからないことになり、費やした金額は 800ドル分ほど安くなり、ヨーロッパ往復だと 75ドルほどの計算になる。
これだけの話なので信じない人も多い。でも、居間に山積みのプリン、届いた 2506枚のクーポンの 写真 がある。今や伝説となったプリン男は こんな人。
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スパゲティーの問題。スパゲティー 4本から始めると輪っかが 1つ出来る確率が 45%、2つ出来る確率が 41%。平均では 1.7といったところ。ま、平均について言いたいことはいろいろあるんだけど、それはまたいつか。
問 : スパゲティー 100万本 (1,000,000) から始めると出来る輪の数は平均でどれくらいか?
約 10
約 100
約 1,000
約 10,000
約 100,000