Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 06-07-2006
クロード・シャノン (Claude Elwood Shannon) という人がいる。2001年に亡くなっているけど。コンピューターの誕生・発展に多大に貢献した偉大な人。彼がいなかったら現代のコンピュータのあり方はちょっと違ったかもしれない、というくらい。
そのシャノンが作った、The Most Beautiful Machine (最も美しいマシーン)という物がある。見た目ははっきりいってかなり怖い。美しいとは言えない。しかし見た目じゃなくて、この機械の存在自体が美しい、という。これは何をする機械かというと、スイッチを入れると自らスイッチを切る、という機械。百聞は一見にしかず。ここ で見れる。
これは何をするか、というと・・・人がスイッチをオンにすると、箱の中から手が出てきてスイッチをオフにする。スイッチをオフにする機能しかついていない機械。
僕も門外漢なので詳しくは判らないけど、コンピュータに二進法を使うことを提案したのはこのシャノン。二進法だから、要するに On と Off だけ。それを最もシンプルな形で表している。人が On にすると、機械が自ら Off にする。
この話をレイフさんにしたら、なんとレイフさんも、これと同じ機能を持つ機械を作ったという。レイフさんの趣味はレゴ。僕も知らなかったけど、レゴというのは子供のおもちゃで留まらなくて非常にかなり極めて奥が深いらしい。レイフさんがレゴで作った機械も、人がスイッチを入れると自らスイッチを切る。15秒のビデオ (.wmv) が ダウンロード 出来る。
かなり感動的。
スイッチを自ら切った後の腕が戻る時に引力まかせではなくて、ちょっとゆっくり戻るところが赴きがある。レイフさんによると、その部分を作るのが最も難しかったそうだ。大きさの違う歯車を 2つかみ合わせてうんぬん、と説明してくれたけど、いまいち理解できなかった。レゴってこんなに深いんだなぁ。