Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 08-02-2006
最近、酸素入りの飲料水がはやっているそうだ。効き目のほどは判っていないらしい。そこで・・・朝日新聞に載ってた。↓
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名古屋大総合保健体育科学センターの○×△□教授らは、同大陸上競技部の男子学生10人に、普通の水と、酸素濃度が約4倍の水をどちらか知らせずに別の日にそれぞれ350ミリリットル飲んでもらった。
飲んでから15分後に運動をしてもらい、心拍数や持久的な能力の指標である最大酸素摂取量や、バテるまでの時間を比べたが、差はみられなかった。
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新聞に出る前に統計学者に相談した方が良かった・・・
昨晩寝る直前に発見したニュースだったので手短に書いたけど、一日たってつけたし。「差はみられなかった」というのと「差はない」というのは全く別。本当はあるのかもしれないけれど、10人しか調べてないし、どうやら何となくあまり効率よく正しくおこなった実験のようでもないし、差を見つけられなかった、というだけ。
「差があるとは言えない」と「差がない」は全く別。この実験から導くことが出来る結論は「差がない」じゃなくて「サンプルが少なすぎでした」だけ。
統計学的に「AとBの差が無い」というのを言うのは実はすごくとてつもなく難しいのだ。