Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-22-2009
この 前,アメリカは何となく大丈夫そう,ということを書いたばかりだけど,今日はアメリカの見苦しい点をひとつ.
今日,ナッシュビルで特別選挙が行われている.住民の直接投票で何を決めるかというと「ナッシュビル市の公用語を英語にする」かどうか.ちなみにアメリカには公用語はない.
この法律(正確には法律の改正)が可決されると,ナッシュビル市の政府が英語以外で何かを出版することができなくなる.今は,いろんなパンフレットはいろんな言語で書かれている.また,市が通訳を用意することも法律違反になる.焦点となるのは中南米からの移民を対象にしたスペイン語だ.
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もしこの法律が通ると,ナッシュビルは英語を公用語にするアメリカ最大の都市となる.
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残念ながら僕には選挙権はないけれど,もちろん大反対だ.周りの選挙権のある人たちにちゃんと選挙に行くように促している.
「アメリカに住むんだったら英語をちゃんとしゃべれ」 あるいは 「英語がちゃんとしゃべれないんだったら,市のサービスを同じように受ける資格はない」 というのは非常に見苦しい意見だ.英語がしゃべれない人にもナッシュビル市のサービスを受ける権利はちゃんとあるし,英語以外で書かれた文書が必要ならば,それは税金を使って市がちゃんと供給するべきだ.
今のところ賛成・反対がほぼ五分五分らしい.ちなみに ナッシュビル市長は 公に反対を表明している.
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この修正案の発案者は エリック・クラフトン という議員で,慶応大学で日本の政治・経済について学んだらしい.
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オバマ氏の大統領就任演説から抜粋 For we know that our patchwork heritage is a strength, not a weakness. We are a nation of Christians and Muslims, Jews and Hindus, and non-believers. We are shaped by every language and culture, drawn from every end of this Earth; ...