Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-31-2010
昨日は一度あきらめた雪だるまを作った.今日はいつものナッシュビルくらいの暖かさなので,陽が当たる場所の雪はとけ始めた.雪の上に張っていた氷もあらかたとけて,雪もいい具合にべちょべちょになってきたので,雪だるまが作れた.
陽が当たる所で雪だるまを作って,陽が当たらない所に置いた.しばらくは溶けないでいてくれるといいけど.ちなみに鼻はニンジン,口は葉っぱ,目はオセロ.
本当はもっと大きいのを作っていたのだけど,あまりの重さに途中で放棄(↓).ジャムおじさんもたまには失敗して,捨てられるアンパンもあるんだろうか,と思う.
その後,泰河がスノーボールを作ると言うので作ったんだけど,ちょっと図に乗って,雪合戦用のボールにしては大きくなりすぎてしまった.そこで,小雪だるまを作った.結局家族の人数分作った.
一度の雪でこれだけ遊べば満足だ.一番遊んでいたのは僕なんだけどね.4歳児がいると気兼ねなく遊べるので良い.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-30-2010
昨日の朝降り出した雪は今朝にはやんでいた.今日も一日中降る予報だったけれど,どうやらもう降りや んだようだ.
ところで,昨夜雪の写真を撮ろうとしたら,庭に何かの足跡があった.(右は人間の)
○○
そして,今日になって泰河と「雪だるまを作ろう!」と外に出てみたけれど,とても雪だるまは作れない雪だった.理由はよく判らないけれど(あまり寒くないからなんだろうか.途中で雪ではなくて凍った雨になったのか),雪の表面が凍っていた.
大人が歩けばバリバリ割れる氷だけど,泰河くらいの体重だとこうして(↓)雪(氷)の上に立てる.
そんな訳で雪だるまはあきらめて,悔し紛れに氷を積み上げてみた.厚みは3センチほどだ.泰河なら割れない訳だ.
よしんば上を氷で覆われていなくても,ナッシュビルに降る雪はさらさらで雪だるまには向いていない.雪合戦もできないような雪だ.さらさらさら.さらさらさらさら.
じゃ,そりか.という訳で,そりが出来る斜面がある場所まで歩いて行った.段ボール持参.家族連れが何組かいた.コネティカット出身という人が,ちゃんとしたそりを貸してくれた.でもスピードが出過ぎて,そり初体験の泰河には怖かったようで,その後はスピードの出ない段ボールそりで楽しんだ.
しばらくはいっしょに滑っていたけれど,そのうちひとりで遊びだした.
アメリカ南部,ナッシュビルにもたまには雪が降る.僕は心の底では南国静岡の人間なので,雪が降ると必要以上にはしゃいでしまう.ピッツバーグで雪に埋もれたけれど,当時も全く苦にならなかったなぁ.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-29-2010
ナッシュビル,雪.朝からずっと降っている.このまま明日の夕方まで降り続けるらしい.もう現時点で,うちらがナッシュビルに引っ越して来てから一番の雪だ.ピッツバーグでもこれほどの雪は...ピッツバーグではこれくらいの雪はちょくちょくあった.
朝はまだ降っていなかったので仕事に行った.あまり人はいなかった.昨日,うちの統計センター内で「明日は本当に必要な人だけ来るようにね」というメールがあったからだ.午前9時頃にはげしく降り出したので「みんな(と言ってもこの時点で5,6人)帰りなさい」と言われた.
スケジュールされていたミーティングもほぼみんなキャンセル.11時からちょっと重要な外部でのミーティングがあったので,すぐ帰る訳には行かなかった.でも10時には,それもキャンセルになった.ちょっと仕事をして正午すぎに帰宅.
泰河を幼稚園に迎えに行った.
普段は20分くらいの道だけど1時間かかった.事故は少しだけだったけど,フリーウェイでスリップして困ってしまっている車はたくさんあった.
フリーウェイ5マイルほどの間で数えたら13件あった.
もっと早くからうちでのんびりしていれば良かったけれど,ま,2時半過ぎに無事にうちについた.
明日は雪だるまを作ろう.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-26-2010
Under-promise and over-deliver.
控えめに見積もって期待以上の成果をだせ,ということだ.
接客業でよく言われるようだ.例えば「来週の火曜日までにできます」と言って,がんばって月曜日に終わらせる.
逆の over-promise and under-deliver は言わば「口ばっかりでかいこと言いやがって,行動がともなってないんだよ」ということだ.
"Under-promise and over-deliver" は仕事で共同研究者と論文を書くときに頭においておくようにしている.
すごく労力をかけてデータを集めると,それを使っていろんな結論を出したくなる.でも,無理矢理導かれた結論というのは,やっぱり真実ではないことがほとんどだ.
データを正確に(というか正直に)解析する統計学者の仕事は,感情に押し流されがちな共同研究者に現実を見つめさせることでもある.
A:「我々は乳ガンの早期発見につながるバイオマーカーをみつけた!」
B:「あなたのデータからはそんなことは言えない.」
B:「そう言った傾向がないことはないかもしれないけれど,あなたのデータはそうは示していない.」
そういうことを伝える.
乳がんだけに限らず,最近「発見」されたバイオマーカーで,独立した新たなデータで再確認 (reproduce) されたマーカーは極めて少ない.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-24-2010
この前,state of personalized medicine というタイトルの,生物統計グループのチェア(一番偉い人)の講演を聴いた.
personalized medicine (オーダーメイド医療)とは,大まかに言うと,DNAなどの患者個々の情報を踏まえてその患者に適した治療をしよう,という考え方だ.
それを達成するためには,例えば「こういう DNA 配列の患者さんにはこの治療が効く」という情報がいる.まだそこまでは行き着いていない.
統計学をやっていると,いろんなことにつきまとう誤差というものに直面する機会が多々ある.それを避けては通れない.実験室で観測した値には誤差がつくし,人間がとある治療法にどう反応するかにも誤差がある.厳密に言うと誤差(エラー)ではないのかもしれない.全てをコントロールしたら全く同じように反応するのかもしれないけれど,どこまでをコントロールをして「全て」と呼んでいいのかわからないので,「説明がつかない,コントロールしようがない」ことは誤差として計算にいれる.
personalized medicine の話を聞いていると,この「誤差」の部分の話が欠落していることが多い.全てのことが決定的 (deterministic) で,点と点を直線で結んでいる感じ.実際には無数のごちゃごちゃした点の固まり2つをまっすぐか,あるいは緩やかなカーブを描いている線でなんとなくつないでみようか,というところだ.
で,チェアの話は,ヴァンダービルトで最近 personalized medicine というフレーズをよく聞くけれど,我々は本当はまだそこまで行っていないんじゃない?という話だった.統計をやっている多くの人は personalized medicine に対して(少なくとも今現在では)懐疑的だと思う.
チェアのメッセージのひとつに「簡単なこともできていないのに,難しいことをやろうとしている」というのがあった.従来の臨床試験をより良くする手法はあるけれど,あまり知られていないし使われてもいない.そういう所に目を向けるべきなのに,注目されるのは personalized medicine だ,というのがいけない.
○○
それを聴いていた時に,ジョンレノンの歌が回った.
Children, don't do what I have done.
I couldn't walk and tried to run
というのを,チェアに言ったら,これからこの講演をする時に使おうか,と言っていた.
personalized medicine の話を聴きに行って,ジョンレノンの歌に思いを馳せた,という話だったのに,長かったなぁ.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-19-2010
ハイチの地震はすごくひどいことになっている.死者は20万人という.
ロイヤル・カリビアン というクルーズがある.ま,豪華客船に乗って海の旅だ.7泊で1000ドルくらいか.
地震の後も通常就航しているらしい.ハイチに寄るのは地震の被害が比較的少なかった北部の港だという.首都ポルトーフランスでは多くの人が苦しんでいるというのに,リゾート海岸では太った(というのは偏見か)アメリカ人がバカンスを楽しんでいる.
というのは,物事の一面にすぎない.
ハイチの大統領から直々に,ロイヤル・カリビアンに通常運行するように要請があったらしい.ハイチの主な産業のひとつが観光で,立ち寄るクルーズはその大きな割合を占めている.空港が援助物資の空輸に使われているので,今はなおさらだ.ハイチ北部の人々はこの豪華客船が来てくれないと生活に困る,ということだ.
地震後にアメリカを出発した豪華客船は水などの援助物資も大量に積んでいるらしい.
○○
とは言え,やっぱり今ハイチのビーチでピニャコラーダを飲みながらハンバーガーを食べるのはどうかとも思う.
ま,だからと言ってハイチに寄らずにプエルトリコに行ったところで本質的には結局同じだ.
○○
つまり,何が良くて何が悪いのかの判断は難しい,ということだ.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-08-2010
寒い.
2007年2月1日に 寒い と書いているけれど,ナッシュビルに来てからで今シーズンが一番寒い.去年の夏は一番涼しかったなぁ.
明日の予想最高気温がマイナス5度.(最低気温はマイナス14度)どういうことだこれは.
Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 01-06-2010
12月25日のお昼過ぎ.クリスマスの日は何もかもしまっているので,恐竜がいる公園に行った.でも,極寒だったので20秒で退散.泰河が腕にしているのがクリスマスプレゼント.
バークレーから おた君 が来たのでみんなでアトランタに行った.コーラさん の銅像.ナッシュビルから4時間も南に行ったけれどやっぱり寒かった.
恐竜がいる博物館 にも行った.
巨大なシャボン玉.これで遊んでいるとき,泰河はずっとつま先立ちだった.
アトランタと言えば,ストーンマウンテン.リンカーンと戦った南部の英雄たち.
この岩の上までロープウェイで行ける.行く前から分かっていたけど寒かった.みぞれ混じりの小雨も降ってきた.
帰りに Hマートに寄った.「じらし丼」試してみたかったけれど,じらされている時間がなかったのであきらめた.