Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 12-23-2010
順位の比較 は一段落ついたとして,順番の比較 についてもう少し.
パパが食べた順番に 1. 中トロ,2. コハダ,3. アジ,4. アナゴ,5. 甘エビ,6. しめサバ,7. スズキ,8. ホタテ,と番号を振ると,
泰河君 | 3 | 2 | 1 | 4 | 7 | 5 | 6 | 8 |
慶悟君 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 1 |
となった.どちらがパパの順番に近いか.
順位の比較ではなくて,順番の比較だ.こういう考え方はどうだろう?
「隣り合わせの二つの数字を入れ替える」を何回繰り返したら,パパの順番にたどり着くか.
これだと,慶悟君の順番がほぼパパの順番と同じだということも,移動する数字は1つだけ,ということで何となく表されているような気がする.逆に泰河君の順番はいろいろなところで入れ替え作業をしなくてはいけない.
慶悟君のは,まず,1と8を入れ替えて,23456718 とする.次に1と7を入れ替えて,23456178 とする.ここまでで2手順.この先,入れ替え作業を繰り返して,全部で7回の入れ替え作業で完結する.
泰河君のは,まず,1と2を入れ替えて,31247568.その後,13247568 ⇒ 12347568 ⇒12345768 ,,,と続いて(順番はどうでもいいんだけど)結局,5手で終わる.
あれ?話の展開から行って,慶悟君の方がパパに近いという結論になる指標が出てくるところだったんだけど,またしても泰河君に軍配があがった.
順番の近さを表す指標として「隣どうしを入れ替える作業の回数」はどうなのだろう?
ちょっと落ち付いて考えれば判明することなんだけど,この順番Aから順番Bまでの「入れ替え作業の回数」は,順位の比較 の時に出てきた,総当たり戦の考え方と全く同じ.お寿司の名前がついた8チーム(1位中トロ,2位コハダ...)の総当たり戦だとすると,28試合のうち,慶悟君は7試合外れで泰河君は5試合外れ.順番を考慮にいれたつもりが,順番を考慮に入れない順位の比較方法の最終結論といっしょになってしまった.
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そんな訳で,パナソニックさん の「最近統計とかの話がないですね」というひとことで書き出した順番の比較だけど,未解決.実はもっともっといろいろと考えたのだけど,それはテクニカル(日本語は?)すぎでここでは書けない.
誰か,順番の比較についての論文をご存知の方は教えてください.