Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 03-03-2013
最近、とある日本の方から、どこかの掲示板(ま、2ちゃんねる)で話題になっていたという算数の話題をきいた。詳細は分からないけど(検索しろよ・・・)「4人がけの椅子が5脚あります。何人座れますか?」という算数の問題に 5 × 4 = 20 と回答したらバツだった、という話だ。 4 × 5 = 20 としなくてはいけなかったらしい。
それは先生が間違っている。掛け算は順序は関係ない。
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単位をちゃんと書くと順序がどうでもいい、というのがわかる。
5の方の単位は簡単だ。「脚」。4の方の単位を「人」だと思ってしまうと間違い。そもそも「脚」と「人」をかけたら「脚人」になる。4の方の単位は「人/脚」つまり、一脚につき4人。
だから 4「人/脚」 × 5「脚」 = 20「人」となる。単位だってちゃんと約分して辻褄が合わないといけない。
5「脚」 × 4「人/脚」= 20「人」、だ。順番なんてどっちでもいい。
この 「人/脚」つまり、椅子一脚につき〜人という単位は小学生低学年の子が理解するのはきっと難しい。だから「掛け算は順番はどっちでもいい」という事実だけ教えればいいんじゃないかな。
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Kさんは 2日間で延べ 7キロ走ります。10日だと何キロ走りますか?
これはどうするだろう? 7 × 10 なんだけど、それだと単位が間違い。7 は、2日間分の距離を表しているので、単位は 「キロ/2日」だ。だからちゃんと単位をつけて書けば 7「キロ/2日」× 10「日」 = 35「キロ」、となる。
英語だと kilo per 2 days とすんなり言える。
分数は分子から言う方がすんなりする、という話なんだけどそれはまた別の話だ。