Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 11-27-2006
今、学会誌に投稿用の論文を直している。ここまで来るのにかなりの時間がかかっている。こんな感じ。
2003年9月。就職と同時に、博士論文の続きであるこの論文にとりかかる。その後、別の2つのプロジェクトを優先したので、この研究は休憩。
2004年12月。最初の2つのプロジェクトが一段落したので、2005年はこのプロジェクトをやろうかな、とぼそぼそ思う。
2005年前期。がんばって進める。
2005年8月22日 のブログによると、「ほぼ書きあがっているのだけど、かなり重大な問題の答がみつからず、8/13、8/16の状態から進展なし。」
2005年9月14日 のブログによると、「8月 22日の時点で「重大な問題の答」がみつからず止まっていた論文「その 4」を何とか書き上げた。答はまだみつかっていないかもしれない。」
やっぱり、答は見つかっていなかったので、人に見せられるまでになったのは2005年12月。元アドバイザーなどに読んでもらう。その後手直し。
他の人にも読んでもらう。だいたい1ヶ月くらいで読んでくれる。
2006年3月に投稿。統計学会の学会誌は査読がゆっくりなので、ま、半年ほどかかるんだろうなぁ、と思う。
半年たっても返事がないので、「まだ?」とメールを送ってみる。
2006年10月半ばに評価がくる。「ま、いいんじゃない?こことこことこことこことこことこことこことここを直したら、もう一回みてあげるよ」
手直し中。久しぶりに読んでみたらおもしろかった。「ふぅん、よく考えてるじゃん」という感じで。最近人に誉められることがないので、積極的に自分で自分を誉めるようにしている。
査読の評価って、だいたい良かったことを先に述べてくれる。頭から、「こんなん紙の無駄です」とか言う人はいない。だから、誉められているところを選んで読んでみた。ちょっと勢いづけるために。蛍光ペンを使ってみたりもした。
This is a very interesting paper. ... the approach described here may be very useful.
とか
The paper is well written and proposes a new approach for phase III clinical studies. However,
ハウエバー・・・のあとは気づかないふり・・・ "may be very useful" というのも気になるなぁ。もう少し自信を持って積極的に褒めてくれてもいいのに。
僕の仕事のうち、こういう統計学の方法論に費やせる時間は20パーセント。だから、ま、時間がかかるのはしょうがないか。こんなもんかな。このプロセスの間に他の論文も出てるし、ただこれがいつも後回し後回しになってしまった、というだけ、というのが言い訳。
別に言い訳しなくてもいいか。
その後何日かたった・・・
予定より早くちゃきちゃきと訂正し終えた。今はデパートメントの論文添削係の人に読んでもらっている。その道のプロ。英語を直してもらう、というのではなくて(ま、それもあるけど)、論法とか、表現とか。かなりシンプルになって帰ってくる。
その後何日かたった・・・
まだ帰ってこない。やっぱり目標はクリスマスだな。
コメント
デパートメントに論文添削係がいるって凄いですね!完全にフルタイムのスタッフなんですか?うらやましいな~。
もともと、Clinical Research Specialist というタイトルで、助成金申請の書類を書いたり、まとめたり、という仕事をしていたんだと思います。
それが、母国語が英語でない人が増えたので、論文添削の需要が高まって、最近から添削係も引き受けることになったようです。今ではそれぞれの仕事を50%ずつでやっているようです。
そうですか。うちも、カレッジのレベルでは助成金申請書類の手伝いをやってくれる人がいるらしいですが、デパートメントにはいないんですよね。ネイティブじゃない人がこれからもっと増えれば可能性あるかな~?
助成金申請書類はいろいろめんどくさいので、めんどくさいところはみんな秘書さんたちの仕事です。