Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday, 06-12-2009
先週コンピューターデスクを買った.ま,いろいろあって既に組み立ててあるのをお店から自分で運ばなきゃいけなかった.そこで日曜日に引越し用の小トラックを借りて家まで運んだ.
友人ふたりに家まで来てもらってトラックから降ろすのを手伝ってもらった.
それに先立って,お礼にビールを買おうと思った.うちは誰もアルコールを飲まないので,冷蔵庫に入っている飲み物といえば麦茶と牛乳.
いつもの パブリックス に行ってビールを買おうとしたら,レジのおばさんに「えぇと,あと11分待って」と言われた.そういえばテネシー州では日曜日の午前中にビールは買えないのだった.正午まであと11分だった.
アメリカのアルコールを取り締まる法律は,だいたい日本のより厳しい.公の場で酔っ払っているとそれだけで逮捕の対象になる.だから,いくら桜がきれいでもお花見はない.
日曜日の朝にビールを売らないのは,テネシー州の州民にとって日曜日の朝は教会に行っているべき時間だからだ.細かいところに差はあるけれど,だいたいどの州にも似たような法律はあるらしい.
テネシー州の法律 (2008年12月の時点) によると・・・
・アルコール飲料やさん (liquor store) 以外で売れるアルコールはビールだけ (麦芽 malt 系だけ).ウィスキーもワインも売れない.
・お店でアルコールを買えるのは,月曜日から土曜日の午前6時から午前0時までと日曜日の正午から午前0時まで.
・バーとかレストランでアルコールが飲めるのは月曜日から土曜日の午前8時から深夜3時までと日曜日の午前10時から翌午前3時まで.
・アルコールを売れない時間帯は郡によってはもっと長いところもある.この州で定められた時間帯は最低限のライン.
調べるとまだまだいろいろある.
2006年時の法律なので小さな変更はあるかもしれないけれど・・・
学校と教会から 2000 フィート以内 (600m) でアルコールを売ってはいけない.公の場 (public gathering place) の近くで売ってはいけない,ということで,実は墓地もこれに含まれるようだ.託児所は公の場ではないけれど,託児所の近所でもアルコールは売れない.
アルコール屋さんが先にあって,後から教会を立てたからといってそこでアルコールが売れなくなる訳ではない.早いもの勝ち.
アメリカ中(特に南部に多い)に dry county と呼ばれる郡や市があって,そこではアルコールの販売がいっさい禁止されている.テネシーでは,ジャックダニエルズ の本社があるリンチバーグがそのひとつだ.ジャックダニエルズの蒸溜所では観光客向けに少量なら販売していいことになっているそうだ.
コメント
僕の住むCountyではちょっと前まで、バーやレストランでアルコールを飲むときにはその店の会員にならなきゃいけないという面白いルールがあって、無料なんですが免許証を見せて手続きしてもらったりしてました。そのテーブルに誰か一人会員がいればいいのですが、就職面接に来た人を連れて夕飯に行ったときに、ふざけてその人を会員にさせたりして遊んでいました。
会員制とはそれはめんどうくさいですね.
自分が飲まないのであまり気にしたことはないのですが,以前住んでいたペンシルベニアはかなりいろいろと厳しいようです.
ところで未確認ですが,テネシーでは助手席にふたの開いているビール瓶があっても運転手が飲んでいなければよい,らしいです.ふたが開いていないビール瓶があるだけで,いけない州もありますよね.